エンドユーザーが社内SEの業績を評価する? | 情シスあるある

今回は、先日「社内SEの業績はどのように評価される? | 情シスあるある」で触れた、ユーザ部門の評価について紹介します。

情シスのお客様はエンドユーザー

まず、私が所属している情シス部門が行っている「ユーザ評価」について説明します。

私の前職の経験も含めると、これをやっているところは多くは無いと思いますが、良い制度だと考えています。

ITベンダにはクライアントがいる

B2Cが中心のベンダではない限り、お客様(クライアント)は必ず存在します。

私は前職では、営業・SE(PL)に対してユーザ評価を行っていました。
概要は下記の通りです。

・営業:担当しているお客様担当者(可能であれば情シス部長)が年に1回営業活動を評価
→人事考課や次年度の営業担当の情報として利用

・SE:お客様担当者がプロジェクト完了時にプロジェクトでの対応を評価
→SE個人の今後のプロジェクトマネジメントの参考情報として利用

ベンダには明確に「契約先としてのクライアント」が評価してくれますが、情シスはそうはいきません。

では、情シス部はどのようにユーザ評価しているのでしょうか。
大きく分けて3つの評価をしています。

  1. 情シス部門全体の評価
  2. 担当している部門の評価
  3. 担当している案件の評価

それぞれについて紹介します。

情シス部門全体の評価

情シス部は社内にしかお客様はいません。なので社員に情シスについて評価してもらいます。

まず、私が所属している会社では、各部門ごとにIT窓口(ユーザ部門の人)がおり、その窓口を通してやり取りしています。

このIT窓口の人に、情シス全体の評価をしてもらいます。
評価は様々な項目に対して5段階で点数をつけます。

例えば、「情シス部は、貴部の業務に対して有用な提案をしてくれたましたか」といった設問です。

これを全部門集計して、情シス全体の評価を決めます。

自分だけ頑張っても点数はあがりませんが、部としての大事なモチベーションになります。

通知表

担当している部門の評価

私の所属している課では、一人あたり3~4部門を案件とは別に担当し、前出のユーザ部門のIT窓口の方とやりとりをします。

前出の情シス部門への評価のうち、担当している部門が評価してくれたことが、担当者の評価に繋がります。

大事なことは自分はあくまで窓口というだけで、情シス全体の活動に対して評価されている

ということです。

これは、ITベンダの営業が、会社を代表して評価されることと似ていて、コーディネーターとして評点をつけられます。

担当している案件の評価

担当部門は定常的ですが、案件(プロジェクト)において、ユーザ部門の案件担当者&管理職が4半期ごとに前述とは別の評価をします。

評価軸は、「情シス部員のプロジェクトマネジメントは100点満点で何点?」という曖昧なものです。ただ、100点に満たない場合はその理由を指摘してもらいます。

この曖昧なところで揉めることがあります。

こんな評価が困る

ユーザー部門の風土や担当者の質によって、評価は様々です。このような評価をされて困ったという例を紹介します。

とにかく満点

どんなに放置していようが、どんなに案件に失敗していようがとにかく満点をつけてくる部門があります。

理由は単純明快で、満点をつけるのが一番ラクで早いからです。

超多忙な部署であったり、そもそも情シス(IT自体)との関わりが薄い部門にこの傾向があります。

噛み合わない人

部長憎けりゃ部員まで憎い

逆にどんなに頑張ってフォローしても、信じられないような低点数をつける部門があります。

これは対象部門が情シス部長を嫌っているケースでよくあります。

でも、もうこれはどうしようも無いですね。
個人的な感情もあったりするので、あまり間に入らないようにします。

ただ、もうすこし評価軸を明確にするとこんなこと起きないんですけどね。

以上、ユーザ部門からの評価についてでした。