社内SEにITスキルは必要? アプリケーション屋の私見を述べる | 情シスあるある

先日、社内SEのやりがいやストレス について書いた記事の詳細として
ITのテクニカルスキル(以降、ITスキル)について記載したいと思います。

転職時にITスキルが求められるか

結論からいうと、転職先の情シス部の「欲しい人」像によります。

逆にいうと「必ずしも求められない」ということは間違いないです。

情シス部の方針によって、下記の2パターンに分かれます

  1. 内製(情シス部の内部で開発する)を良しとする→ITスキル必要
  2. 内製は不可。ベンダへの外注を良しとする→ITスキルよりマネジメントスキルが必要

私は2のパターンなので、ITスキルについて全く求められずに転職できました。
(本稿も2のパターンの私の経験を前提に記載します)

また、情シス部は放っておくと、どんどん世の中のITトレンドからおいていかれます。

この対策としてベンダでバリバリにITスキルを持った人を採用することで、
トレンドのキャッチアップを計画的にやっているところもあります。

私もアプリ屋として入社しながら、
AWSに関して独学で知識が(ちょっとだけ)あっただけなのに、
インフラをAWSに移行するプロジェクトのテクニカルリーダーみたいなポジションをやりました。

言いたい事は、

AWSやクラウドコンピューティングについて、転職先のインフラ担当者は(アプリ屋の)私より知識が無い

ということです。

プログラマーのイメージ

入社後にITスキルが求められるか

結論から言うと求められません。

仮に下記のレベル付けをしたとすると、2までは必要だと思いますが、3ですら不要の事があります。

  1. 情シス内の担当者が言っている事が理解できる
  2. ベンダの担当者が言っている事が理解できる
  3. トラブル発生時に一次切り分けができる
  4. 小規模なシステム改修、または設定変更ができる
  5. 大規模なシステム改修やチューニングができる

2までできれば、全部ベンダにやってもらえばいいんです。
3以降では「いかにベンダに効率よくやらせるか」の方が遥かに大事です。

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また、ITスキルを求められて入社した人も「こんな単純で古風な仕組みでいいの?」って驚く事が多いと思います。

なぜかというと、単純で古風でないと、情シス部の人が運用できないからです。
ちょっとでも複雑で最新(でもないけど)な仕組みは、ベンダ丸まかせになってます。

やはり、ITスキルよりも社内の折衝やベンダマネジメントのスキルの方が求められます。

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ITスキルの向上が見込めるか

これは言うまでも無いですが、見込めません。

私は、Excelの計算式の知識くらいしか向上してないと思います。

独学でITトレンドを追っていくことも大事だとは思いますが、
仕事で全く使う見込がないのでモチベーション維持が難しいです。

情シス部はシステムの使い方、使わせ方に主眼があり、作り方(アーキテクチャ)は二の次だからです。

そうして私も「知識がない情シス部員の一員」になっていくわけです。

おわりに

いかがでしたか?

今回の話はあくまで私の経験の範囲でのことであり、
会社やポジションが違うと全く異なるので、いちケースとして受け止めて頂きたいと思います。