社内SEを苦しめる「低品質システムの運用」ってどれだけクソなの?

先日、社内SEのやりがいやストレス について書いた記事の詳細として
既存の低品質なシステムに付き合うという苦境について書きたいと思います。

本稿では、既存の低品質なシステム=クソシステムと記載します。
(その方がイメージしやすいと思うので)

ユーザ企業に跋扈するクソシステムのクソっぷり

ITベンダにいる時も、メンテナンス(コード保守)が全く考慮されていないシステムに出くわして「クソシステム引いちまった!」と感じたことは何度かありますが、

社内SEになって出会うクソシステムはレベルが違います

どうクソなのかというと、

システムが生み出す効率化よりも、システム運用にかかるコストの方が大きい

機能が至る所にあるからです。

たまにしか起きないメンテナンスでイライラなんてかわいいもんです。
常にイライラさせますから。

イライラするひと

なぜクソシステムが生まれるか

私の見た限り、クソシスステムは下記のいずれかの要因でできています。

  • 情報システム部の新人プログラマ(=素人)が新規構築した
  • ユーザ部門のちょっと詳しい人(=素人)が作成したマクロに毛が生えた
  • 変わり続ける業務に対し「運用でカバー」という処置しか行っていない
  • 引き継ぎがされておらず、怖くて使えない機能が半分以上

よく、ITベンダ側でクソシステムができる理由に、
開発期間が異常に短い、とか 上流での要件定義がいいかげん
がよくあると思いますが、まだかわいいもんです。

常に素人が関わってますから。

なぜクソシステムが無くならないか

クソシステムなんて、捨てるか再構築すればいいと思いますよね?

でも、それができない理由は下記のようなものがあります。

  • 過去の導入に関わっている社内の権力者が、強硬に維持を主張する
    (システムが悪いのではなく、使うユーザ側の問題だ!とか平気で言う)
  • 会社独自のニッチ業務に対応したものなのでパッケージで解決できず、
    スクラッチ開発すると「費用対効果」が出ない
  • 社内稟議が大変なので、社内SEが泣き寝入りしてクソ運用に耐える
    (関連記事:社内SEの最もタフなタスクは社内提案。社内なのになぜ大変なのか?)
  • ユーザ部門の「仕事ができない人」の数少ない仕事がなくなる。
    (単純なシステム運用は、できない人に与えられる重要なタスクだったりする)

いずれも会社の経営の観点で見ると、
「そんなの無視して、コストがかかるシステムはすぐに再構築しろ」だと思いますが、

クソシステムの運用に慣れてしまうと、困難を乗り越えて再構築する情熱が失われる

んですよね。

結局、情シス部内にもクソ運用の存在自体を隠すようになります。

社内の意見相違

クソシステムを無くす情熱の維持がカギ

私は中途入社し、クソ運用を強いられた時に、
それをなんとかしたいという情熱がありました。

いくつかのシステムの再構築を提案し、クソ運用をなくしてきました。

情熱があるひと

ただし想像したよりもタフでした。

ただ、そうしている間にも別のところでクソシステムが生まれ続けていました

これに対しては、
システム構築時にレビューを行う
という当然の事を、尊敬する先輩(このひとも中途入社)が
強制することで抑制を目指していますが、なかなかハードな戦いになります。
(自分と全然関係ない案件に関わるので、ほとんど評価されない)

いかがでしたか?実際の実例も機会があれば紹介したいと思います。

以上です。