社内SEは楽?やりがいやストレスは?について私見を書いてみる

前回ざっくりまとめた社内SEの業務の詳細より先に
職務全体で感じることについて概説します。

社内SEはITベンダのSEよりラクなのか

ITベンダのエンジニアから、社内SEを志す人の動機には
「顧客に対する責任がなくてラクそうだから」
というところが少なからずあると思います。

結論をいうとラクです。

ただし、顧客に対する責任がないという事は無く、

社内で今後定年まで付き合う同僚に「すいません納期伸ばします」はカンタンには言えません

ベンダでは契約違反は賠償金といった形で「責任」をとらされますが、
社内で後ろ指さされ続けるという「責任」の取らされ方が社内SEにはあります。
決して責任は軽くないです。

社内SEの残業は想像するほど低くないが、高くもない

これは会社によると思いますが、

私の昨年度の残業時間は45h/月くらいです

転職する前の社内SEのイメージは
10h行かないくらいでほぼ定時だろう
というイメージだったのですが、そこまでヒマではありません。

また、労働組合がしっかりしている会社なので、

80時間を超える残業は、会社の命運を左右するシステムトラブル対応以外許可してくれない

ですね。

残業する人

これはITエンジニアが望む
「家に帰って寝るだけの生活からの脱却」
ができる数字だと思います。

社内SEに求められるスキル

概ね下記が求められます。

  1. 社内のキーマン(上司含む)との折衝スキル
  2. ベンダのマネジメントスキル
  3. ITのテクニカルスキル

ポジションに寄って求められる割合は違いますが、

アラフォーの私のポジションでは、80%、10%、10%です。

ただ、20代前半でも60%、10%、30%くらいの配分にしかならないでしょう。

ベンダはよほどのハズレを引かない限り、しっかりやってくれます。
テクニカルなことはベンダに質問すれよいので、質問できるだけの最低限の知識があれば十分です。

社内の折衝は別投稿で詳しく説明します。

社内SEのやりがい

社内SEになって最も嬉しかったことは、

ユーザーと同じ目線で、ITを手段として考えられること

ですね。

会議する人

決して製品やサービスを買ってもらわなくても、
ユーザーの必要なことをIT(超カンタンなことが多い)で解決してあげれば良いです。

また、ユーザ対応をした時や、システム企画がうまく行った時に

ユーザーから直接「ありがとう。ラクになったよ」と言ってもらえる事は最高です

B2Bのシステム開発をしているアプリケーションエンジニアや、
インフラエンジニアでは中々味わえない感覚です。

社内SEのツライところ

もちろんやりがいばかりではありません。
ツライと感じる場面は下記のとおりです。

  1. ITと関係ない業務までやらされる
  2. ITのテクニカルスキルが上がらない
  3. 既存の低品質なシステムの面倒を見なければいけない
  4. エンドユーザーを選べない

1は社内SEになるまでは全く予想していませんでしたが、

情報システム部は間接部門人員なので、(プロジェクト費用を原資で動いているエンジニアとは異なり)社内手続きや他部門の応援など、様々な業務をやらされます。

たとえば、ITとは関係がない会議の通訳や、工場でトラブルがあったときのヘルプなど様々です。

3と4は下記の関連記事を参照してください。

関連記事:社内SEを苦しめる「低品質システムの運用」ってどれだけクソなの?

関連記事:社内SEが直面するユーザ対応。こんなモンスターユーザがヤバイ。

社内SEはITエンジニアの「あがり」なのか?

私はITベンダに10年以上勤務した実績から、

ITベンダの管理職がマネジメントに追われて全く家に帰れない

姿を何度も見てきました。

私は40代以降をITベンダの管理職として過ごすことを将来の目標には設定しませんでした。

そんな私が目指したストーリーは

30代前半までITベンダでスキルや経験をバリバリ積んで、
30代後半からは社内SEでスローダウンし、
仕事のやりがいとワークライフバランスを保ちながら働く

というものです。

ただ、正直なところ、やりがいとワークライフバランスは保たれていません。

もういちどITベンダに戻りたいとも思わなくなってしまいました。
(スキル的にもモチベーション的にも避けたいです)

ワークライフバランスを求める人には「あがり」だと思いますが、やりがいを求める人には私は社内SEはオススメできません。

今後詳細なやりがいやストレスについて記載していきます。

以上です。